「米国の重要判例から自明性(Obvious)の歴史をひもとく!」
米国における特許要件の一つに「自明性」があります。これが米国特許法に規定されたのは1952年ですが、それ以前の裁判においても自明性に相当する要件の判断は下されていました。本書は、自明性に関する重要判例を時系列で整理し、自明性(103条)の立法化に至る経緯や、立法化後に裁判所がどのような判断を下してきたのか、分かりやすく解説しています。また、米国特許審査便覧(MPEP)で紹介されている103条の理論的根拠や判例にも言及しています。米国の「自明性」に特化し、その理解を深める一冊です。
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本書の目次等もご参照ください。
【著者紹介(発行時点)】
佐々木 眞人(ささき まさと)
1990年 神戸大学 工学部 生産機械工学科卒業
1992年~現在 特許業務法人深見特許事務所
2002年 弁理士試験合格
2005年 特定侵害訴訟代理業務試験合格
2010年~2022年 大阪大学大学院 法学研究科 客員教授
2011年~2014年 日本弁理士会 国際活動センター 米国部会委員
2014年~2015年 東京高裁、東京地裁及び大阪地裁専門委員
2020年~現在 東京高裁、東京地裁及び大阪地裁専門委員
2022年~2024年 工業所有権審議会試験委員(条約)
2023年~現在 大阪地方裁判所 民事調停委員